星座石と誕生石のちがいとは? それぞれの魅力と使い方
天然石やパワーストーンに惹かれると、よく目にする「誕生石」や「星座石」という言葉。
なんとなく似ているように感じるかもしれませんが、実はこの2つ、選ばれる基準も意味も少しずつ違います。
今回は、それぞれの違いと、どう使い分けるといいのかをお伝えします。
◆ 誕生石とは?
誕生石(バースストーン)は、「生まれた月」に対応する石のことです。
たとえば、1月生まれの人にはガーネット、2月にはアメジスト…というように、12ヶ月それぞれに定められています。
この習慣は、聖書に登場する宝石や、中世のヨーロッパ文化を起源とし、のちに宝石商たちが「お守り」として広めていきました。
誕生月の石を身につけることで、その人の幸運や健康を引き寄せると信じられています。
💎 誕生石は、身につける人自身の“守り石”として働いてくれる存在です。
◆ 星座石とは?
一方、星座石は**「生まれた星座(太陽星座)」に対応する石**です。
牡羊座、牡牛座、双子座…という12星座には、それぞれテーマや性格的な傾向があり、その性質に合った石が対応しています。
たとえば、牡羊座は情熱的で行動力にあふれる星座。そんな牡羊座をサポートする石には、カーネリアンやガーネットのように、エネルギーを高めてくれる石が選ばれます。
星座石は「星のエネルギー」と調和しながら、その人の個性や運気を後押ししてくれる存在。
石と星座の波長が響き合うことで、より深いサポートを得られるといわれています。
💎 星座石は、“自分らしさ”を活かすための石として寄り添ってくれます。
◆ ちがいをまとめると…
⭐️ | 誕生石 | 星座石 |
---|---|---|
基準 | 生まれた「月」 | 生まれた「星座(太陽星座)」 |
役割 | 幸運や健康をもたらす | 星座の性質をサポートする |
起源 | 歴史的・宗教的な伝承 | 占星術に基づくエネルギー理論 |
使い方 | お守り・ギフトとして | 星読みや自己理解に合わせて |
◆ どちらを選べばいいの?
どちらかを選ぶ必要はありません。
誕生石は「自分を守る石」、星座石は「自分らしくあるための石」。
目的に合わせて、自由に選ぶのがいちばん大切です。
もちろん「なんとなくこの石が気になる」「この色が好き」という直感を信じるのも素敵な選び方。
石は、あなたの心の声をそっと映し出してくれる鏡のような存在です。
星と石、そしてあなた自身。
その3つのつながりを感じながら、日々の暮らしにパワーストーンを取り入れてみてくださいね。
パワーストーンとは:願いをかたちにするリチュアル
パワーストーンとは、天然石に願いを込めることで、心のあり方や日常の意識に働きかける「リチュアル(願掛け)の道具」と思っています。
「リチュアル」とは、祈りや願いを込める行為のことです。
これは特別な人だけのものではなく、実は多くの人が日常的に取り入れている習慣です。
たとえば、スポーツ選手が試合前に決まったポーズや行動を取るのもリチュアルの一つです。
ラグビー日本代表の五郎丸選手のキック前のポーズも、心を整え、集中力を高めるためのリチュアルでした。
パワーストーンは、「祈り」や「決意」という目に見えない思いを、”石”でもって強化することに役立ちます。
手にした瞬間から、その石には自分のエネルギーや思いが宿り、内側からの変化を促してくれるのです。
「科学的根拠はあるのか?」の問いに対しては「ありません」ということになりますが、
古代から人々は自然の中に神秘や力を見出し、石をお守りとして大切にしてきました。
重要なのは、「信じる力」です。
私たち人間には、思いや意志を外に放つ「念」の力があります。
信じることでその意志が明確になり、ベクトルが定ります。
パワーストーンは、そのきっかけとなる大切なパートナーと思えば良いでしょう。
自分の願いを意識しながら石に触れ、石を通して自分と向き合い、小さな変化を積み重ねていく。
そんな日々のリチュアルを通して、私たちは現実を少しずつ動かしていけるのです。
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