フィトセラピーとは

植物の力を使って免疫力UP！

フィトセラピーとは、植物の力を利用して人間の自然治癒力をサポートし、体調を整えたり病気を予防したりする療法です。

「フィト」の語源はギリシャ語で「植物」。ハーブと精油を活用して植物の恵みを取り入れ、心身の調和をはかる植物療法です。

この療法は古代から世界中で実践されており、現代でも多くの人々が植物の力を活用しています。私たちの日常生活に取り入れやすい形で植物の力を活用することで、健康を維持し、病気の予防や治療に役立てることができます。

人類を含めた動物は移動することができますよね。

そして他の動物や植物を食べて、それらを栄養源としています。でも植物は移動できません。

大地に根を張り一生その場で生きていきます。

雨や風、強烈な太陽光線、害虫や細菌にさらされるなど常に過酷な環境におかれています。

そのため、植物は環境に適応し生き延びるために特殊な能力を持っています。

その能力が、植物が自ら作り出す「フィトケミカル＝植物化学成分」です。

フィトケミカルは植物の色や香り、味などに代表され、植物を過酷な環境から守るその物質は私たち人間にも様々な良い作用をもたらしてくれます。

これらの植物の力を効果的に取り入れることで、免疫システムを自然に強化し、健康を保つことができるのです。

ホメオスタシスとは、体が常に安定した状態を保とうとする力のことです。体温が一定に保たれたり、血圧が適切に調整されたりするのも、ホメオスタシーのおかげです。

この仕組みがうまく働くことで、私たちの体は健康を保ち、病気に対する抵抗力を高めることができます。

自然治癒力とは、体が自分自身を治そうとする力のことです。

フィトセラピーは、この自然治癒力をサポートし、体が本来持っている力を引き出す助けをしてくれます。

自律神経系は、体の中で無意識に働く神経の仕組みです。

交感神経と副交感神経という2つの神経があり、体のバランスを保つために働いています。

例えば、ストレスがかかると交感神経が活発になり、体を緊張させて準備を整えます。

一方で、副交感神経はリラックスを促し、体を休ませたり消化を助けたりします。

この2つの神経がバランスよく働くことで、体は安定した状態を保つことができます。

フィトセラピーは体をリラックスさせ、自律神経のバランスを整える助けをします。

内分泌系内分泌系は、ホルモンを作り出す器官の集まりです。

ホルモンは、体の中でいろいろな役割を果たしており、エネルギーを使うタイミングや、ストレスにどう反応するかなどを調整しています。

フィトセラピーはホルモンのバランスを整える手助けをし、体の安定をサポートしてくれます。

免疫系は、体に入ってきたウイルスや細菌から私たちを守ってくれるシステムです。

免疫系がきちんと働いていると、病気になりにくくなりますが、働きすぎるとアレルギーを引き起こすこともあります。

フィトセラピーは免疫系を助けて体の防御力を強める役割を果たします。これによって、免疫系がバランスよく働き、体が健康を保つことができます。