ラピちゃんなあ、最近ずっとしんどいねん…夏バテなんか、気のせいなんか、自分でもようわからへんわ。



それね、気のせいじゃないのよ。8月は体も心も、いちばん揺れやすい月なの。ちゃんと理由があるわ。
朝起きた瞬間から、もう疲れている。食欲がわかない。特に何があったわけでもないのに、気持ちがざわざわする。
8月に入ってから、そんな日が増えていませんか。
暑さのせいだと思って、やり過ごしてしまいがちなこの時期。けれど2026年の8月は、それだけではありません。空のほうでも、一年でいちばん大きな揺れが起きている月なのです。
2026年8月の空 日食と月食が、同じ月に重なる
まず、今月のスケジュールをご覧ください。
- 8月7日:金星が天秤座へ(自分の星座に帰ります)
- 8月10日:水星が獅子座へ
- 8月11日:火星が蟹座へ
- 8月13日 2:37(日本時間):獅子座の新月。皆既日食です
- 8月23日:太陽が乙女座へ
- 8月25日:水星が乙女座へ
- 8月28日 13:19(日本時間):魚座の満月。部分月食です
ひとつの月のなかに、日食と月食が両方そろう。これは毎月あることではありません。半年に一度ほどしか訪れない、特別な期間です。
ひとつ、安心していただきたいことがあります。8月に水星の逆行はありません。7月まで続いていた蟹座での逆行の余韻も、8月7日には完全に明けます。連絡の行き違いや予定の乱れを心配しなくていい月ですので、そこはどうぞ肩の力を抜いてください。
なぜ8月は、こんなにしんどいのか
「夏の疲れ」と「星の揺れ」。この二つが同じ時期に重なるのが、8月という月の正体です。
体のほうは、暑さと冷房の行き来で自律神経が消耗し、汗で水分もミネラルも失われていきます。夏の疲れは、じわじわと蓄積していくのが特徴。7月は元気だったのに8月に入って急にこたえる、というのはよくあることです。
そこへ、日食と月食が重なります。占星術の世界では、日食と月食のあるひと月は「感情の振れ幅が大きくなりやすい時期」だと、古くから言われてきました。理由もなく涙が出たり、逆に急にやる気が湧いたり。心のふり幅が、普段より大きくなるのです。
体が疲れているところに、心の波が来る。だから8月は「自分がおかしくなったのかな」と感じやすい。でも、おかしくなったのではありません。そういう時期なのだと知っているだけで、ずいぶん楽になります。



なんや、ウチがだらしないわけちゃうんやな。ちょっとホッとしたわ。



そうよ。がんばりが足りないんじゃないの。ふんばる時期じゃなくて、整える時期なだけなのよ。
8月13日 獅子座の日食 新しい扉がひらく夜
8月13日の未明、獅子座で日食が起こります。
日食は「パワーが増した新月」とも呼ばれ、ここで始まったことは長く続いていく傾向があるとされています。今回は獅子座で起こる日食。獅子座が司るのは、創造性・自己表現・喜び・輝くことです。
しかも今、木星がこの獅子座に滞在しています。木星は拡大と幸運の星。追い風が吹いているところに、日食という扉が開くわけです。「本当はやってみたかったこと」「人の目が気になって言えずにいたこと」に、そっと手を伸ばしてみるのに、これ以上ない日と言えます。
この日の過ごし方
大きな決断をしなくてもかまいません。やりたかったことを、紙に一行だけ書いてみる。それだけで十分です。日食の日は、始めることそのものより「始めたい気持ちを認めること」に意味があります。
そして、無理に夜更かしして見届けようとしないこと。体が疲れている時期です。眠っているあいだに扉は開きます。
8月28日 魚座の月食 手放しの午後
月末の8月28日には、魚座で月食が起こります。
月食は、満月のなかでもとくに「解放」の力が強いタイミング。魚座は境界がやわらかく溶ける星座なので、今回は感情が大きくほどけやすい月食になります。
長いあいだ胸にしまっていたことが、ふとあふれてくるかもしれません。夢が鮮明になったり、美しいものに触れて涙が出たりする方もいるでしょう。それは弱さではなく、手放しが始まったサインです。
この日の過ごし方
予定を詰めこまないでください。この日は「何もしない時間」をつくれた人が、いちばん恩恵を受けます。
おすすめは、夜に湯船につかること。魚座は水の星座です。水にゆだねる時間が、そのまま手放しの儀式になります。ドライハーブを布袋に入れて浮かべると、香りが気持ちをほどいてくれますよ。



日食で始めて、月食で手放す。ひと月で両方くるって、なかなか忙しいなあ。



そうなの。だからこそ、体を整えておくことがいちばん大事な月なのよ。
エクリプスの月を越える、ふたつのハーブブレンド
体の疲れと心の揺れ。両方に手を添えるために、昼と夜でブレンドを分けてみましょう。どちらもティーカップ1杯分の目安です。
昼のブレンド 夏の疲れに
ハイビスカス 小さじ1/ローズヒップ 小さじ1/ペパーミント ひとつまみ
ハイビスカスとローズヒップは、暑い国々で古くから夏の飲みものとして親しまれてきた組み合わせです。きれいなルビー色と、きゅっとした酸味。そこへペパーミントをひとつまみ加えると、後味がすっと軽くなります。濃いめに入れて氷を入れ、アイスでどうぞ。
夜のブレンド 揺れる心に
カモミール 小さじ1/レモンバーム 小さじ1
カモミールは、張りつめた気持ちをゆるめたい夜に、ヨーロッパで長く親しまれてきた花です。レモンバームは、ざわついた心を静かに落ち着けたいときのハーブ。日食の前後、月食の前後の数日は、この一杯を寝る前の習慣にしてみてください。
ポイントは、飲む時間を決めてしまうこと。揺れる月だからこそ、変わらない習慣がひとつあると、それが自分をつなぎとめる錨になります。
12星座別 この日食と月食が、あなたのどこに効くか
ここからは、8月13日の獅子座の日食と、8月28日の魚座の月食が、それぞれの星座のどんなテーマに触れてくるかを見ていきます。生まれた日の太陽の星座で読んでみてください。
牡羊座(3/21〜4/19)
日食は「創造と喜び」の場所に届きます。趣味、恋愛、表現すること。あなたが心から楽しいと思えることに、新しい扉が開きます。月食のほうは「休息と手放し」の場所。月末は意識的に予定を空けて、ひとりの時間をつくってください。
今月のハーブ:ハイビスカス(ルビー色の酸味が、火照った体をすっとさせてくれます)
牡牛座(4/20〜5/20)
日食は「家と土台」の場所に。住まい、家族、自分が安心できる場所について、新しい流れが始まりそうです。月食は「仲間と未来」の場所。人との距離感を、少し見直したくなるかもしれません。
今月のハーブ:カモミール(安心の場所を整える月に、やさしい一杯を)
双子座(5/21〜6/21)
日食は「言葉と学び」の場所に届きます。書くこと、話すこと、学び直すこと。伝えたかったことを、形にし始めるのにいい月です。月食は「仕事と社会」の場所。役割について、ひとつ肩の荷が下りるかもしれません。
今月のハーブ:ペパーミント(言葉を扱う月に、頭をすっきりさせる香りを)
蟹座(6/22〜7/22)
日食は「お金と価値」の場所に。収入のこと、そして「自分は何に価値を感じるのか」という問いに、新しい視点が入ります。月食は「学びと遠い世界」の場所。凝り固まっていた考えが、ふっとゆるみそうです。
今月のハーブ:レモンバーム(気持ちの揺れを、やさしく受け止めてくれます)
獅子座(7/23〜8/22)
日食があなた自身の星座で起こります。今月の主役です。木星も獅子座にいるので、追い風は最大級。見た目を変える、名乗り方を変える、新しい肩書きを持つ。「これからの自分」を始めるのに、これ以上ない月です。月食は「深い変化」の場所。手放したあとに、本当に必要なものが残ります。
今月のハーブ:カレンデュラ(太陽の花。黄金色が気持ちを引き上げてくれます)
乙女座(8/23〜9/22)
日食は「内側と休息」の場所に届きます。表向きの動きより、心の奥で何かが始まる月。焦らなくて大丈夫です。誕生月を迎える頃、その芽が見えてきます。月食は「人間関係」の場所。誰かとの関係に、静かな区切りがつくかもしれません。
今月のハーブ:リンデン(心をふわりとほどきたい夜に)
天秤座(9/23〜10/23)
8月7日に守護星の金星が自分の星座へ帰ってきます。心地よさが戻る月です。日食は「仲間と未来」の場所に。新しい出会いや、思いがけない誘いがありそう。月食は「日常と体」の場所なので、生活のリズムを整え直すサインでもあります。
今月のハーブ:ローズ(金星の花。自分をいたわる時間に)
蠍座(10/24〜11/21)
日食は「仕事と社会」の場所に届きます。キャリアについて、大きな扉が開く可能性のある月。人から見られる場所での変化です。月食は「楽しみと創造」の場所。まじめになりすぎていたら、遊ぶ時間を取り戻してください。
今月のハーブ:エルダーフラワー(花の香りが、張りつめた気持ちをほどきます)
射手座(11/22〜12/21)
日食は「遠い世界と学び」の場所に。旅、学問、まだ知らない世界への扉が開きます。射手座がいちばん好きな種類の扉です。月食は「家と土台」の場所。外へ向かうぶん、帰る場所も整えておくと安心です。
今月のハーブ:レモングラス(遠い国の香り。暑い日のアイスティーに)
山羊座(12/22〜1/19)
日食は「深い変化と、人と分かち合うもの」の場所に届きます。表からは見えにくいけれど、内側で確かに何かが動く月です。月食は「言葉と近しい人」の場所。伝えられずにいたことを、口に出せるタイミングが来ます。
今月のハーブ:タイム(台所のハーブ。粘り強く歩む日々に寄り添います)
水瓶座(1/20〜2/18)
日食は「パートナーと相手」の場所に。誰かとの関係が、新しい段階に入る月です。月食は「お金と価値」の場所なので、月末には「本当に大切にしたいもの」がはっきりしてきそう。7月末にノースノードが水瓶座へ入ったばかりで、あなたにはいま長い追い風が吹いています。
今月のハーブ:ラベンダー(考えすぎた頭に、静けさをもたらす香り)
魚座(2/19〜3/20)
月食があなた自身の星座で起こります。今年でもっとも大きな転換点になる可能性のある月です。長く抱えてきた何かが、ほどけていくかもしれません。日食は「日常と体」の場所。暮らし方を変える小さな一歩が、そのまま大きな変化につながります。地に足をつけるケアを、いつもより大切に。
今月のハーブ:ネトル(大地のミネラルを含む、根を張るような一杯を)



ウチのとこ読んだで!日食と月食で、当たる場所がちゃんとちゃうんやなあ。



そうなの。同じ空を見ていても、どこに光が差すかは人それぞれなのよ。
ハーブを楽しむときの、小さな約束
- 妊娠中・授乳中の方、持病のある方、お薬を服用中の方は、事前にかかりつけの医師や薬剤師にご相談ください。
- ハーブティーは食品です。お薬の代わりにはなりません。体調がすぐれないときは、無理せず医療機関を受診してくださいね。
- キク科アレルギーのある方は、カモミール・カレンデュラにご注意ください。
- ハイビスカスは酸味が強いので、空腹時を避けると胃にやさしく楽しめます。
- 精油(アロマオイル)を使う場合、鳥やうさぎなどの小動物と暮らしているお部屋では、ディフューザーの使用は避けてください。わが家にも青いセキセイインコのラピちゃんがいるので、香りを楽しむときは必ず別室にして、換気をしています。鳥は人よりずっと呼吸器が繊細なのです。
揺れる月を、越えていくために
8月は、始まりと手放しが同じ月にやってくる、めずらしい時期です。
日食で新しい扉が開き、月食で古いものが去っていく。その両方を、夏の疲れた体で受け止めるのですから、しんどくて当たり前なのです。
だからこの月は、がんばる月ではありません。整える月です。冷たいハーブティーを一杯、湯船に十分、いつもより早い就寝。そういう小さなことの積み重ねが、揺れる月を越える力になります。
扉は、あなたが元気なときにしか、くぐれませんから。



ほな、今日は早よ寝るわ。ウチ、扉くぐりたいもん。



いいお返事。それがいちばんの近道よ。
8月を越えたその先、秋から冬にかけての流れが気になる方は、こちらの記事もあわせてどうぞ。9月の乙女座新月から、秋の金星逆行、12月の射手座新月まで、季節ごとの星の動きと寄り添うハーブをカレンダーにまとめています。
2026年後半の星読み先取り 夏から冬へ、季節の変わり目を整えるハーブカレンダー
なお、この記事でお伝えしたのは、太陽の星座から見た大きな流れです。同じ日食でも、あなたの生まれた時間と場所によって、どこにどう効いてくるかは変わってきます。「わたしにとっての、この日食」をもっと具体的に知りたい方は、出生図から読み解くフィトアストロロジー鑑定でも承っています。星の配置と、あなたに合うハーブやアロマの処方をセットでお届けしています。










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